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果たして  VOL.3 - NO.253

降りる人にも挨拶する

東京に一寸用事が有って、出掛けた。

近頃は酒を止めたので、新橋のガード下で焼鳥と日本酒を一杯なんて楽しみは無くなった。

この一杯が有った時は、必ず、時間通りに帰れない。

ついつい飲み過ぎるので、帰りの新幹線の指定予約は買わなかったが、

近頃は、行きに帰りの指定を取るが、反対に一列車早い指定を取り直す様な行動に変った。

一杯飲んだ後、大丸の隣の東京温泉に入る事も、楽しみの一つだったが、東京温泉は今では無くなっている。

SPA大手町

今年、大手町温泉が出来た様なので、今度行ってみよう。

 

新幹線は折返し運転で、上り列車が東京に着くと、15分程度で下り列車となる。

この時、列車が来るのを待ち構えている人達が、清掃の女性達だ。

日本の列車の時間は正確なので、到着5分前に整列して、降車客に礼儀正しく頭を下げる。

乗客が降り終わると、一斉に清掃活動に入る。

僕等が子供の頃とは列車の清掃風景も、乗客のマナーも全くの様変わりだ。

僕の母親は東京の早稲田の育ちだったので、子供の頃はよく東京の親戚の処へ一緒に行った。

新幹線が出来たのは、昭和39年(僕が中学一年生の時)なので、子供の頃は準急列車に乗って行った。(特急には乗った事が無い)

この当時、列車に乗って駅弁当を食べると、母親から、

「均、弁当を食べた後は、紐を掛けて座席の下に入れなさい。」

と常に言われたのをよく覚えている。

今では考えられないマナーだ。

静岡名物 駅弁当「鯛めし」

それが当時の常識であった。

それと、先程の列車の清掃の女性達。

一寸時代を振り返ってみると、この清掃の女性の年齢の違いだ。

写真の女性達は皆、50才台以下であった。

子供の頃の記憶では、もっと高齢で、もう少し無愛想であった気がする。

10分足らずで折返し運転を可能として、又、降車客に対しても笑顔で挨拶をする。

乗客にとっては、至極気持ちの良さと、利便性を感ずる。

 

なにげなく、時代の変化に、当り前になっている自分が居るが、「ふと」考えが浮かんだ。

それは、前述の弁当箱の処理ではないが、全く違う方向に時代は変わっている。

今の列車の清掃の女性達を採用する時は、高齢であったり、無愛想な態度の人は採用されないであろう。

このサービスの良さを求める社会が「格差」を生んだ。

職の選択の幅が厳しくなっていないだろうか?

『果たして』求めている社会は、人を幸せにするのか?

又、逆に『格差』を作り出していないか?

マナーも、普遍的なものでなく、時代と共に変る。

昔、廓だけで通用していた●●●が、今では一般家庭にまで、、。

ビックリ西鶴!

(駅弁を食べる時、フタに付いたご飯から食べると言う当り前だった習慣は、今も残っているかな?)

 

 

         記 ダボ・イトウ

One thought on “果たして  VOL.3 – NO.253

  1. 静岡の駅弁は「幕ノ内」と「鯛めし/並」だ。 必ず 帰静の折には購入する。 又、出張の際は 東京駅で崎陽軒「シウマイ弁当」か「深川めし」を 新横浜へ着くまでに食い(高校時代に早弁のなごみ)熟睡に入る。 現在、体調を崩しゴルフから遠ざかっている。 ミスターダボは 静岡CC島田・浜岡、ホロンのメンバーのようだが 私(Mr.M)は 茨城「常陽CC」毎土曜 イン8:24 朝から鍋や刺身の 宴会ゴルフをしていた。 フェアウエーのグリーン に オレンジボール 静岡の名産「お茶」と 「みかん」・・・・・ 生まれ故郷が懐かしい。 苺の季節は1~5月 だからイチゴ 美味い「石垣苺」も食いたいよ。 都心にはスーパー銭湯が無い。あってもサウナが精一杯。 「天神の湯」へも久しく行ってない。お忍びで行くかな。いい湯だ。 玉ねぎフライを 太陽ソース2度漬けで食い 新幹線で帰京ら。

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