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三大銘菓 VOL.7 – NO.527

江戸時代の印判

江戸時代 東海道を旅した人は、ここ駿河の地に入り、名菓に触れた。

江尻では「追分羊かん」、暫く歩いて「兎餅」に出会う。(古庄)
売っている店先には兎を飼っていたとの言い伝えが有るので名が付いた。駿府に泊まって本通りを歩くと安倍川に着く。この河畔に茶屋が有り、「安倍川もち」を食う。

これが三大名菓と言われる。「追分羊かん」・「兎餅」・「安倍川もち」である。

静岡(駿府)三大銘菓

追分羊かん
(ちびまる子ちゃん ご用達)

兎餅(松木屋)

安倍川もち(やまだいち)

 

静岡出身の人でも近頃は兎餅を知る人は少なくなった。古庄に兎餅の碑が有るのをご存じだろうか?

 

江戸時代から1964年まで続いたが、今ではお店は無くなった。静岡伊勢丹さんがこの商標を受け継ぎ、今は西島にある「松木屋」さんに依頼して作っている。

松木屋(西脇店)

 

何れもベースになるのは、餅と餡子である。「追分羊かん」は餡と寒天、「兎餅」は餡が透き通るくらい薄い餅、「安倍川もち」は餡子と共に、きな粉や山葵でも食べる。

ダボ・イトウは「兎餅」が好きだ。松木屋さんでは、この名菓と共に「家康公の散歩道」という巻き菓子も旨い。

「家康公の散歩道」

 

好みは人それぞれである。兄貴は「追分羊かん」が好きで、よく送ってくれと言われ、山葵漬けと共に時々送る。「安倍川もち」は釣友のT氏が店の主人と同級生と言うことで、安倍川の畔の茶屋(石●屋)の品を時々届けてくれる。キヨスクで売っている「や●●●ち」さんの包装紙は弊社が納入させて戴いている。

三大銘菓と言われるだけの事があり、個性が人の好き好きとなる。しかし、決して「追分羊かん」が好きな人は「安倍川もち」を否定する事はなく、又 「兎餅」が大好きなダボは「安倍川もち」も好きだ。ただ、どちらかと言えば「兎餅」である。

安倍川

近頃TVを観ていて、この多様性を認めない発言を聞く度に気が滅入る。

「安倍川もち」が正式な名前である。これを「安倍」と呼び捨てにして公共の電波での言い廻しは気が悪い。たとえ「安倍川もち」が好きでなければ食べなければ良いだけだ。好きな人も居る。「追分羊かん」・「兎餅」を食べたい人は、人に薦めることは良いが、「安倍川もち」を「安倍」と呼び捨てで「安倍は嫌いだ」と公言して、全面的に否定する事は気が悪く、僕には合わない。「安倍川もちはどちらかと言うと好まない。」この程度は耳に優しい。

「つぶあん」と「こしあん」どちらが好きと言うと、「つぶあん」である。これは「姉さん」「お嬢さん」との違い程度である。大きな差はない。

 

 ※ このブログは安倍首相が退陣決意を固める前の8月27日に書きました!!

 

        記 ダボ・イトウ

 

 

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