HOME > 真菰(まこも) VOL.8 – NO.554

真菰(まこも) VOL.8 – NO.554

インターネットで真菰のキーワードで検索すると、今話題のマンガのイラストが出てくる。

僕等の世代だと「真菰」の言葉は、石原裕次郎が歌った映画主題歌「夕陽の丘」の台詞が出てくる。「真菰の葦は風にゆれ~♪♪」
(この当時、共演した浅丘ルリ子さんの若々しさが脳裏に焼きついている。)

「真菰」には、もう一つ 頭に浮かぶ事柄がある。それは会社から10分ほど北に登った処にある市営の集会場がある。この隣に、この名前がついた食事処がある。それは22年前の事で、今でもあるか?行った事がないので知らない。

鯨ヶ池福祉センター

ここの施設に老人会の書道クラブが有って、父が通っていたため、送り迎えをしたので憶えている。父は、晩年はよく文字を書いていた。肺気腫で行動が制限されたので、座っていられる書を毎日書いていた。もともと字は綺麗な人なので、その趣味を大事にしていた。

(約90年前、父の書いた文字)

父(伊藤 勲)

 

今日はその父の命日です。亡くなって22年。

辛抱強く、弱音を口に出さない人であった。この時代のコロナ禍でも耐え忍んで負けない人だろう。父の年表の最後にダボが書いた言葉

「努力と我慢の人生を閉ズ!!」

今からお線香を持って、お墓に行ってこよう。
墓石の文字は、父の書いた「和」を刻んだ。

父17歳の時

 

 

 

 

        記 ダボ・イトウ

 

 

 

 

コメントは停止中です。