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蒔絵 VOL.9 – NO.605

ひな道具

 

昨日は3月3日、女の子のお祭りの日でした。

桃の節句と言われるが、新暦ではまだ寒い。雛人形を飾るのが伝統となっている。我が家でも娘二人なので小さいながら飾ってある。

(先月から飾ってあるが、二人の娘は未だ独身です。)

端午の節句(男の子)が休日であるが、これは別に差別でなくて、陽気が良い5月を休日にしただけである。従って「子供の日」として共通である。

雛人形は静岡の地場産業として歴史がある。人形と共に道具が立派に作られている。今風に言えば、ドールハウスという事になるだろう。ダボが子供の頃は、雛人形・下駄・鏡台が静岡の特産として賑やかであった。下駄は昭和40年代にサンダルに変り、そのサンダルも海外勢の攻勢によってメーカーは減少してしまった。

下駄

鏡台

鏡台・タンス・ドレッサー等の完成家具もライフサイクルの変化によって、今では市内にあった有名メーカーも姿を消してしまっている。

 

雛人形の小道具も人形と共に、たくさん作られていた。本物の容器、お盆は単に小さくしたというだけで、小道具にも金漆を筆で描いていた時代があった。しかし時代と共に世の中は生産性やコストダウンの為に、この手描は金箔押や転写シールに変って、弊社でも従前、紙にしか行っていなかった箔押機を少し改良を加えて、この様な分野での加工も少し行った事がある。

箔押機

金箔テープ

 

その様な仕事も今では全く無くなってしまっている。雛人形を飾る風習が無くなってしまっている。時代の流れは物事の変化の表れであるが、何でも変わる。核兵器撲滅を目指していた世界は一瞬で危うい時代となっている。

我が家では1ヶ月前に人形を飾ったが、二人の娘は未だ独身。これには変化は無い。

 

歳時菓子(最高に美味しかった。)

娘の描いたイラスト~

 

 

記 ダボ・イトウ

 

 

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