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錯誤 VOL.9 – NO.607

丁度、1ヶ月前の2月20日、ロシアの軍隊がウクライナに侵入を開始した。

それ以前、1ヶ月前にベラルーシと合同軍事訓練を始めた。ロシア軍は10万人規模の兵力を集めての訓練である。今年の1月には現在のウクライナ国内が戦争に突入するという現実を予想していた日本人は居なかった。欧州の政治事情であるし、平和を求めて現代を作っている人々は、よもや戦いは無いだろう。(錯誤)

軍事的攻略を考えた時、原子力発電所を狙うのは当然であるが、原発は危険な施設であるから狙わないだろうと、希望的に思っていたのではないか?(錯誤)

 

4日前の深夜(3月16日)福島県で地震が発生した。

 

 

東日本大地震が発生して11年、次に発生するのは違う場所(東南海トラフ、駿河湾等)の予想が多かったが、何処で起きるのか解らないのが地震なのに、又 東北であった。(錯誤)

 

プーチン大統領が「核戦争」の言葉に触れた。

プーチン大統領

ロシア軍が攻め込めば、数週間でウクライナ現政権が逃げ出し、新体制ができるだろうとの観測は破れた。(錯誤)

 

人間は錯誤の連続の中で生きている。それも「楽観の錯誤」である。都合の良い様に考えるのは人間の性であるかもしれない。僕は常に「楽観は意志、悲観は感情」と言う言葉を使っているが、「楽観の錯誤」は物事を見誤る。気をつけねばいけないと感じた。

「家の奥さんは、もう年寄りだし、家を出てゆかないだろう」
これは楽観の錯誤だろうか?

男性の平均寿命は81歳、ダボ現在70歳。「あと10年は生きているだろう?」
これも楽観の錯誤だろうか?

遺影ではない!!

 

 

 

記 ダボ・イトウ

 

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