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好色一代男(世之介 女護之島に着く) VOL.7 – NO.502

好色一代男

ダボの永い付き合いの友人 Y氏がいる。日本の表か?裏か?知らないが某県の出身である。彼は風俗の歴史を学問的(享楽ではない?)に足で研究している博学な人ですので、彼の話を聞いていると大変面白い。研究者だけのことはある。

その分野の時代を古代から令和まで細かく知り尽くしている。特に昭和に於いては一段と蘊蓄の一家言であるので人は皆「昭和の風俗王」と呼ぶ、立派な友人だ!

その彼が教えてくれる江戸時代では井原西鶴の『好色一代男』の世之介が女護之島へ船出ち、明治の元勲 伊藤博文首相の強精ぶり、昭和11年に東京市荒川の待合「満佐喜」で起きた阿部定事件の背景の説明など色々と教えてくれる。

時代と共に物事は変化する。

その彼から聞いた話がある、昭和28年に翻訳をした伊藤 整 氏(均ではない)チャタレイ裁判。少し後になって、野坂 昭如 氏の永井 荷風 作と言われる「四畳半襖の下張」裁判、大島 渚 監督の「愛のコリーダ」(阿部定事件の映画化)のフランスでの現像、近年になっては加納 典明 氏の「THE TENMEI」写真集の過激による逮捕等のワイセツ(?)の定義の変遷を詳しく説明してくれる。

チャタレイ裁判

チャタレー婦人の恋人

 

 

四畳半襖の下張裁判

四畳半襖の下張

愛のコリーダ裁判での会見

愛のコリーダ

加納 典明 氏

THE TENMEI

 

 

そのY氏が「インターネットで『●ビデオ』を検索して見てごらん」と言うので、昨晩アクセスしてみた。仰天!ビックリ!である。彼が教えてくれた先述のワイセツ論議なんて、何でこの様な細かな規制を戦後70年もかけてきたんだろうと思った。映像はズバリだった。

https://www.xvideos.com/

(自己責任でアクセスしてみて下さい。ダボの責任ではありませんが、必ず一人の時にアクセスする様)

 

でも段々と時代と共に定義が変わっていった。時間は掛かるが何となく理解が出来る。

新型コロナウイルス(パンデミック)

 今年に入ってコロナウイルスはWHOのパンデミック(世界的大流行)相当宣言で医療体制の問題、経済の縮小、国家間の意見の相違、オリンピックの開催問題と想像の就かない今日現在である。

知り合いの大手の会社の人の話を聞いた処、出張が全て中止(禁止?)となって、今まで必要と思って百数十人の人達が全国に出掛けていたが、今は全く社内でテレビ会議とか?メール等で全て済ましているとの事で、「会社の出張は何であっただろう?」と話されていた。全く時代の動きは真逆に変化している。段階的に変化してゆく事は多少理解できるが、今は反転した毎日の様子である。

女護之島への船出(好色一代男)

好色一代男の主人公 世之介が張型2500本、潤滑油として樽200樽を持って船出して着いた島では、流石の世之介も電動とローションでは使い方と考え方についてゆけるか?とY氏が語っていた。(世之介はもう江戸時代には戻れないのである)

でも、どの時代に於いてもY氏の様な前向きな人は生き残れる、化石は死骸だ!!

 

※ Y氏から指摘があった!

風俗史に「これを入れなきゃ!!」

「全裸監督」

 

 

 

 

        記 ダボ・イトウ

 

 

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