HOME > 水師営 Vol.10-671

水師営 Vol.10-671

今日は七夕、恋しい人と会えるか?否か?

天気次第と言う事になる。

愛し合う二人が、ランデブー出来ない事は寂しい。

天気次第ですので、決して会えないと言う訳ではない。

可能性の問題である。

七夕の日の雨の降る確率は約65%と言われているから、35%の確率で会えるだろう。

仲が良い関係で会えないのは辛いが、仲が悪く(?)ても会えると言う事は良い事である?


明治38年(1905年)、バルチック艦隊が廻航する前に旅順艦隊を壊滅させたかった大日本帝国大本営が、第三軍司令官の乃木希典大将に命じ陸上から攻め、大損害の後、旅順司令官ステッセル将軍の降伏を勝ち取り、水師営の農家で停戦条約を締結した。

これが謂る「水師営の会見」である。

霊の山、と言われる程、多くの戦死者が出た。

乃木大将とステッセル将軍

この時の会見を歌にしたのが「水師営の会見」で、佐々木信綱氏の作詞で広く世の中に流行った。

※美談で語られる様子はフィクションかも知れないが、写真を見る限り、相見える二将軍に憎悪の様子は感じない。

この時の歌詞の一説に「昨日の敵は今日の友 語る言葉も打ち解けて。。。」

乃木大将

ステッセル将軍


先月の20日の新聞に日本郵政とヤマトホールディングスの協業締結の話が出ていた。

このニュースを見て、ダボは正しく「昨日の敵は〜」の水師営の会見の歌を想い出したのである。

時に依って、敵、味方は入れ替わるのである。

今日の友が敵として、何時(いつ)何時(なんどき)入れ替わるかも知れない。(恐い!)

人間関係は恐い!

油断しているとひっくり返させられる。

※乃木将軍が夫婦で殉死した時、職を失ったステッセル元将軍から、真偽の程は定かでは無いが、香典が届いたとの話を聞いたことがある。

人間関係はかくありたいと思う。

殉死当日朝の乃木大将夫妻

果たして増田社長と長尾社長との今後の関係は。。。

 

 

       記 ダボ・イトウ

コメントは停止中です。