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進歩 VOL.7 – NO.520

ダボの右手首

一週間前、ダボは静岡市立病院でカテーテル検査を行った。

今年の1月から急激に血圧と脈拍の数値が変化したからである。昨年の暮れまでは血圧も正常値で、友達の多くが降下剤を飲んでいるが、ダボは薬が不要であった。それがコロナ騒動と同じくして、急に変わってしまった。

1月より総合病院の循環器科に6ヶ月診てもらっていたが、なかなか原因が判明しなかったので、病院を変えた。ここでも最初の病院と同じく、色々 器官を調べ、ホルモンの検査も行ったが、判定出来なかったので「カテーテル検査を行いましょう」と言う事で、検査を行った。

 

心臓まで管を通すなんて信じられんし、嫌だなぁと思ったが、担当医のN医師が「ポピュラーな検査です」と言うので決めた。早く原因を究明したかったので、急いだ!!。僕らの世代は確か高校一年の時と記憶しているが、北海道医科大学の和田教授の心臓移植手術ぐらいしか知らない。(この移植の手術後、色々と問題になった事を覚えている。)それなので恐かった。

近年は「ペースメーカーを入れた」とか話を聞くが、身近にその様な人が居なかったので、理解度は低い。残念な事に友達は文科系しか居なくて、医学の知識は全く無いし、又 健康であったので、病院にも行く機会は少なかった。(一人だけ学会で有名なM氏が居る。)

右手首からカテーテルを挿入します、との事で「ドキドキ」していたが、始まってしまうと、カテーテルが体を通っている感覚は全く解らなかった。

1時間程で病室に戻り、一泊して翌日退院した。退院時に担当医師に「2日後ゴルフやってもよいですか?」と聞いたら、「傷口は全く問題ありません」との返事であった。痛みもなく大丈夫と思ったが、管を通したと言うので、出血でもしないかと一寸心配であったのである。土曜日 絆創膏を取ってみたらビックリ仰天、傷跡が見えないのである。

小さな点しか見えない(ダボの右手首)

心臓まで管を通し、切開跡があると思ったが、わずかに小さな点しか見えなかった。これを見て、もの凄い医学の進歩、器具の発達だなぁと驚いて、又 自分達に置き換えた時、印刷業界人として取り残された存在ではないかと言う恐怖であった。印刷機の法定償却は10年であって、20年程度使用するのはあたり前であるが、知らずとして進歩について行っていないのではないかと言う反省であった。コロナ禍の終わった後の社会は激変するだろう。古い機械でやって行こうなんて、到底無理であると感じた。

25年前の導入(印刷機)

 

(追記)※ 白い巨塔で俳優 田宮二郎 氏が演じた財前教授が「メス」なんて場面を想い出す人は年寄りである。

 

 

 

        記 ダボ・イトウ

 

 

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