鎌倉時代、鴨長明が書いた随筆「方丈記」の書き出しは、
『行く川のながれは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまることなし。。。』
850年程前の人が感じた時の流れ、世の移り替りを表している。
2016年(平成28年)2・15にツイッター(現在のX)で、「保育園落ちた!日本死ね!」と言う言葉が、その年の流行語大賞の10選に入った。
安倍晋三第3次内閣総理大臣の時です。(今日9/21は安倍晋三氏の誕生日です。存命なら71才です。)
この時(9年前)、待機児童が多く、子供を預けられないと言う若いお母さんの悲痛の叫びが、一部政党の行政批判と重なって、社会問題となった。
このブログで、「日本負けた!(https://www.daiichi-printing.com/blog/03/3104/)」と「日本負けたⅡ(https://www.daiichi-printing.com/blog/02/3840/)」と、2回書いた事が有る。
読んで頂ければ解りますが、コンビニでの外国人従業員の接客態度に驚いた話です。
その時、一番感じた事は、時代の流れで、今まで(その当時)日本人の気配り、親切等の自分達が思っていた特性が、既に劣化していた事を痛感した、と言う事でした。
正しく、方丈記の川の流れである。(1990年代では、日本の半導体シェアは世界で50%を占めていた。)
先日の新聞報道で、8年連続で待機児童が減少していて、2017年当時、26,000人程であった人数は、2023年(6年連続で)2,600に減少して、10分の1まで解消したと、載っていた。
これは、子供の出生率の低下が一番の要因で、『待機児童問題の為、子供を産まないのか?』『施設の充実が計られても他の問題なのか』、答えは一つでなく、問題は大きい。
来年のWBC(ワールドベースボールクラッシック)は、地上波TV放送では視聴出来ない。
ネットフリックスの独占だそうだ。
300億円と言われる放送権は、日本のTV局では荷が重い。
1990年代は、日本企業の絶頂期でした。
ソニーがCBSレコードを買収したり、パナソニックがハリウッド企業を傘下に置いた。
当時は、世界時価総額ランキングで、トップ50社の中に、日本企業が30社入っていたが、現在では日本企業は1社のみである。
時の流れを共として、その時の諸問題は消え、隆盛も消えていく。
そして又、結びて泡(バブル)となる。
ジャパンディスプレイは成功しなかった!
国策企業と言われている『ラピダス』は成功するだろうか?
※「水泡に帰す」と言う言葉が有る。
近頃、やたらに気になる台詞です。
記 ダボ・イトウ










