HOME > 分水嶺 Vol.12-801

分水嶺 Vol.12-801

4年前の年末年始に、次女と二人で山陰、境港に出掛けた。

朝、新幹線で岡山まで行き、伯備線特急「やくも」に乗り替えて、米子に向かった。

久らく乗っていたら、車内アナウンスで、

「丁度只今、谷田(たんだだわ)峠を通過します。ここは分水嶺で、高梁川水系は瀬戸内側に、日野川水系は日本海側に流れます。」

と流れた。

右と左と、まったく逆の方向に分かれる。

袂(袖)を分つのです。(別離)


境港には、米子から外浜線(境線)に乗って、境港に行ったが、途中、駅の名前が、妖怪マンガ「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげるさんの誕生地【境港】にあやかって、色々と替えてあったのは、面白かった。

「ゲゲゲの鬼太郎駅(米子)」「ねずみ男駅」等。

境港の港に行ったら、看板が、東京まで⚪︎⚪︎km、大阪まで⚪︎⚪︎kmと記してあるのではなく、「釜山まで⚫︎⚫︎km」「ウラジオストクまで⚫︎⚫︎km」と書いてあったので、生活圏の分水嶺みたいで、正しく左と右なのだなあ、と感じ、面白かった。

太平洋側に住んでいる人は、東京、大阪まで⚪︎⚪︎km、と言う標であるが、日本海側に居る人は、「プサン」「ウラジオストク」が標です。


戦後80年と言う事で、退任した石破元首相が、談話を出した。

戦前、一本の理念で進んでいた大日本帝国は(国体)、敗戦という分水嶺によって右と左に流れが分かれた。

現人神であられた方は、象徴となった。

国民主権と言う社会の、流れが出来た。


高市新首相の誕生で、分水嶺の位置が見えてきて、日本国民が袂を分つ事が有っては不幸である。

と言って、一本化も問題ありだが。

 

追記①:

この時、ブログを書いていて、思い出すことが8ケあった。

①米子駅で、娘に10,000円渡して、駅弁を2個買って来て、と言ったら、松葉蟹寿司3,100円を2個買って来たのには驚いた‼︎

②ドーミーインホテルに予約して、ビジネスホテルだろうと思っていたが、従前温泉ホテルを買収した規模だったので、驚く程立派であった。

③ホテルの宿泊客の半分以上が、外国人であった。

④米子の町には、行く処が無かったので、米子城跡に行った。(何もなかった!)

⑤鳥取には、砂丘とスナバコーヒーが有る。

スタバコーヒーは無い‼︎

⑥国会でのヤジで、分水嶺が見えてきた。

⑦家庭での倫理は、右と左に流れている。(真面目・不真面目)分水嶺は性別。

⑧3年前の一昨日(11月14日)、昼・夜二分にしていた⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎の流れは、一方は枯れた!

 

追記②:

この旅行で、鑪(タタラ)製鉄跡を見られなかったのは、今でも残念だ‼︎

 

 

 

       記 ダボ・イトウ

コメントは停止中です。