ワイキキビーチの日の出
もう１０年以上前になるが、母方の親戚の家で婚礼が有り、ハワイでの挙式の招待を受け、家族で参加のために出かけた。
この時の想い出として、二つの事が十数年経った後も鮮明に覚えている。
この日は１２月８日、つまり日本帝國海軍機動部隊が真珠湾攻撃をした日です。この事は僕等の年代の物は大概知っている。
大本営発表（大本営発表・・・）
飛び立つ零戦
昭和45年に上映された「トラ・トラ・トラ!」は日米合作映画で、山本五十六大将に称した三船敏郎さん、淵田美津雄中佐に扮した田村高廣さんは記憶に残っている。この淵田中佐が打電した「トラトラトラ」（ワレ奇襲ニ成功セリ）の前に「トトトトト」と打電したのが「全軍突撃セヨ」、これをト連送と呼ぶ。
淵田中佐（戦後 宣教師となる）
映画「トラトラトラ」
この挙式の時、ワイキキのヒルトンホテルに泊まった。僕は何処に行っても朝起きるのが早いので、ワイキキビーチへ早起きして出かけた。丁度、朝日が昇ってくる時刻であった。
想い出①
ワイキキビーチを清掃している男の人が日本人なら火ばさみでゴミを掴んで取ってゆくが、スコップで砂ごとすくってアミカゴに入れ、ゴミを網に残して砂は下に落としていた。（合理的と感心）
想い出②
南雲機動部隊の攻撃がハワイ時間（AM7:35に攻撃隊は死を覚悟して突撃した。隊員達も同じ、この美しい朝日を眺めたという思い（風景は変わらない感慨）
太平洋をはさんでの両国の大陸での権益を競っていて、遂に戦争となった。
あれから80年も経っているが、現在も同じような時代となっている。
『天気晴朗なれど、太平洋は波高しだ！！』
記 ダボ・イトウ
