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明日(急変)VOL.4 – NO.292

早いもので年が明けたと思ったら、今日は30日。

明日で1月が終わってしまう。

一年の12分の1が終了するということだ。

1月を過ぎると寒さもあと一ヶ月の辛抱だと、先が少し見えて、気持ちは楽になる。

先が見通せると言う事は、気持ちに余裕を持たせてくれる。

正月料理に蓮根をよく調理するのは、蓮根の穴が先を見通せるからだと何かの本で読んだ気がするが、確かではない。

 

トランプ大統領の離脱表明

米大統領がトランプ氏に代わって、今までの当たり前であった(であったではなく、と思っていた)社会通念は、この一ヶ月足らずで急変している。

先が見えない。

新聞は、TPP永久離脱を新大統領が署名したと報道している。

イギリスのメイ首相もEUからの撤退だ。

僕等の世代は、先の大戦からの反省によって、統合ヨーロッパは必要不可欠と、石炭や鉄鋼の統合を経て、ECからEUへの流れを見て来たので、イギリスの離脱や、TPPの不参加表明は急変を表す尺度であるから、当然同じことが続くわけではないし、ある時変化する。

急変と思うか?時の流れ通りと思うか?は人それぞれである。

明日1月31日は、法人第一印刷株式会社の決算日です。

64期が終了して2月1日より65期が始まる。

業績の話をしたい訳ではない。(むしろ、したくない)

下の写真は、法人決算1期の原本です。

大日本帝国陸軍少尉 伊藤勲

先代社長 伊藤勲(ダボの父親)は、職業軍人として生きてゆく予定であったが、昭和20年の終戦で、7年にわたる軍歴を閉じ、急変の中、統制組合に数年勤め、その後、印刷業界に身を置いた。

父が、統制組合の時に作製した決算書は手書き文字である。

統制組合決算書

第一印刷株式会社第一期法人決算書が上の写真です。

昭和28年法人登記時代は活字になっている。

爾来、印刷業界は活字から写真植字と変化を遂げたが、現在の社会ではコンピューターテクノロジーの時代で、小学生でも文字を色々なフォント(書体)で、また大きさ(ポイント、級数)を変えて書式化する事は簡単である。

既に、私たち印刷業界は、急変は遠くの過去に終わっているのである。

 

明後日からは2月1日、法人第65期が始まる。

65期は、構造改革や業態変革を急変させ、一年後の今日には盛大な記念を行える様にしたい。

これを成し得る為には、今年の行動指針を肝に命じて、活動しよう。

先が見通せない不安より、先を想像して活動することが大切である。

 

それにしても、急変に体を慣らす事は、至極大変だ。

急変する心の動きを『心変わり』と言う。

先が見えない恐怖に負けない気力を、今年は充実させるぞ!!

 

 

 

           記 ダボ・イトウ

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