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明日 VOL.3 - NO.250

アユ

明日は6月1日。

今日で5月も終ってしまう。

「光陰矢の如し」

とはうまく言ったものだ。

或る人が、いみじくも言った。

「時の流れの速さは、年齢と同じだよ。

30才台の人は30km/時、60才台の人は60km/時、と感じるよ。」

なるほど。

近頃年を取るにつれて、同じ時間なのに、一年が早く感じる。

これでは、ゴールまで「あっ」と言う間に着いてしまう。

若い時には感じた事の無い感覚である。

 

興津川の鮎の解禁

明日は鮎の解禁日である。

安倍、藁科での試し釣りの釣果は上流部で良かったと言う話であったが、ここ何年、いや何十年と同じ話を聞くが、結果的には全く釣れない河川になってしまった。

何だか日本の経済成長と同じ様だ。

長期不漁(不況)に入ってしまっている。

放流物を、驚くくらい増しても(マネタリーベースの拡大)天然遡上物がなければ(付加価値の創造)釣果(成果)は得られない。

釣り場として、今後期待出来る所は人の開発の手が入っていない所だけだ。(新興国)

 

この鮎の解禁は、6月1日と決まっていて、興津川(今年は5月20日)が特別であったが、近頃はいたる処の河川で解禁が早くなって来ている。(狩野川5月25日)

これは何も、鮎の釣りに限った事ばかりでなく、八十八夜前の4月中に新茶のシーズンも終ってしまう。

先日は某メーカーの秋物カタログが届いた。

未だ梅雨前と言うのに早いものだ。

ゴルフのスウィングは、トップの位置で一呼吸出来ないと早打ちになって上手くゆかない。

この位置で一呼吸

何でもかんでも「早く!早く!」と言うのは、日本人の特性かもしれない。

 

僕は特に急勝の権化の様な人間だ。

もう少し、時間軸をゆっくりしないと、人生のゴールに着いてしまう。

 

明日は、娘、鮎ちゃんの誕生日だ。

娘は急勝な処がなく、ゆっくりと家で暮らしている。

良い娘だ!

安いよ!お買い求め下さい。
天然(ボケ)育ちです。

 

       記 ダボ・イトウ

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