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能登雑感Ⅳ(知らぬが国産)

輪島の朝市に出掛けた。

今回の旅行の一番の目的は、この朝市を散策することであった。

朝食はホテルで食べるので、朝市会場で魚を選んで焼いて食べるイベントは出来ない。

流石、日本三大朝市で、それ程、輪島市内で観光客の多さを感じなかったが、大勢の客で賑やかであった。

朝市の楽しみは、小さな露店の品を見ながら、買い物をしたり、会話をする事である。

真夏の季節なので、干物は作らないそうである。

それでも数軒の店には置いてあった。

この時期は、干物は作らないそうです。

干物はやはり、風が強い秋口からの生産だとの話でした。

それなので、海産物のお土産になりそうな物は『鮑』と『栄螺』の酒蒸しでした。

あじの干物を売っている店があった。

商品の表示を見て、一寸がっかりした。

オランダ産。

加工は輪島だそうだ。

確かに輪島では鯵は採れないだろう。

表示を正確に示さなければ通らない時代だ。

でも、買う事には少し抵抗が有った。

 

 

初日の和倉温泉、2日目の輪島と、両方共、「鮑の踊り焼き」が出た。

立派な大きな「鮑」だった。

先程の「鮑」と「栄螺」も国産物と輸入物では、1.5倍程違う。

 

友人のYさんにこの鮑の酒蒸しを買って帰った。

(当然国産物です)

 

2日間食べた「鮑」は大変美味しかった。

その時は、国産とか外国産なんて、これっぽっちも考えはしなかったが、ひょっとすると、外国産??

 

「知らぬが国産」

 

あの人は、

「国産」

知っている!!

かの人は

「外国産」

知らない!!

 

 

       記 ダボ・イトウ

One thought on “能登雑感Ⅳ(知らぬが国産)

  1. 時代の流れなんですね 風情、情緒、粋、 外国に頼り、頼られ 日本、 日本人 時代の流れを作るのも 我々 時代に流されるのも 我々 時代がいかに変わろうとも 変わらぬものを愛し続けたい まとまらず

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