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責任 VOL.5 – NO.409

10月1日AM5:05

日曜日(9/30)から月曜日(10/1)にかけて静岡を暴風域に巻き込んで進んでいった台風24号は凄かった。

1時間頃から激しくなった風雨は、鉄骨3階建ての自宅を「ガタガタ」と揺らし、今にも潰れそうで寝ていられなかった。

僕の自宅(葵区)

築50年も経っているので、リフォームや外壁は直したが、躯体自体は50年前のままである。

僕の父親が建てたが、その当時としてはかなり立派であった。

父に聞いた事があるが、「全てをつぎ込んで、その時、手持ちの資金は全く無くなり、借金が増えた」と言っていた。

50年前なので、経済も上向きで「業績拡大に夢を持てる時代であったのか?」「父の忍耐強い精神がこの家を建てさせた」との思いが強く残っているので、建て替える気持ちは全くない。

でも、台風来襲の時は、本当に壊れてしまうのではないかと思う程揺れた。

翌朝、出勤時、安西交差点の信号が消えていた。

街路には、色々な物が飛ばされていた。

葵町から安西通りに出る前の信号が、出勤時止まっていた。

会社に出勤してみると、玄関の樹木は少しは折れたが、それ程でもなく、安心した。

工場に入ると、何やら天井に違和感が有る。

外はまだ暗いのに、何か変である。

照明を点けて解った。

スレートの一部が壊れて穴があいていた。

中2階の倉庫に降りてみると、雨で保管商品が濡れて、駄目になってしまった。

日頃、お客様には「保険を掛けて下さい」「預かり在庫はご遠慮させて下さい」とか申し出ているが、弱腰の交渉なので、上手く行かぬ。

自社の損害保険で対処するが、作り直しは少量になるので、辛い処がある。

しばらくすると道路を、ご夫婦が歩いていた。

キョロキョロしているので、「何ですか?」と聞いたら、何か暴風で木材が飛んで来て、自分の車に傷が付いた。「どの家か?調べている。」との話だった。

僕も気になったので、聞いた処、70M以上離れたお宅だった。

暴風だからどのくらいの距離が被害を及ぼすかわからないが「責任の範疇は?」と感じた。

そのうち、消防車が走っていると思ったら、スピードを上げることもないと思ったのか?倒木を見に行ったら、道路に、一人でも簡単に処理できる量があったが。。。

 

 

 

 

        記 ダボ・イトウ

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