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母(千代子) VOL.7 – NO.538

父母の墓所

先日の14日に記したブログは「ありがとう VOL.7 – NO.535」(http://www.daiichi-printing.com/blog/10/8728/)と言う題で、ダボが昭和26年10月14日に生まれたと言う様な事を書いた。つまり母がダボを産んだ日だ。

今日11月2日は、その母(千代子)の命日です。
平成18年11月2日 午後1:00 静岡日赤病院で亡くなった。大正元年(1912年)から平成18年(2018年)の、95年の生涯でした。

 

自宅前の出棺(2018.11.5 AM10:00)

(浄土真宗 大谷派)

今では会館葬が多くなり、自宅での出棺は少なくなったが、ダボは母の出棺の挨拶を自宅前でした。本葬儀の挨拶は兄貴(信さん)が寺院で行った。

この時ダボが見送りに来て下さった方々に言った「明治人の気骨,大正時代のロマン,昭和時代の忍耐,平成のデジタル時代を生きてきた。」と言う話をさせて戴いた。4世代の変化する時代を生き抜いてきた、と言う事である。残念ながら令和の時代は迎えられなかったが、この令和の時代をもし生きていれば、何とダボは表現したのか?と思っている。

母が亡くなって遺品の中から「母子手帳」「へその緒」が大切に保管されていたと言う事をブログで前回 書いたが、その他 大切に保管してあった品は指輪と印鑑であった。指輪に関しては、生前 ダボに指輪の想い出を話してくれた事がある。
「この翡翠は母からの遺品だったが、時代に合わせて大きかった石を削ってその時代の流行に合わせたが、今考えるともったいなかった。この形の方が今では古い形に変わってしまった。」
と言う事や、父親が初めて母に贈った品とか、色々と話してくれた。

父が母に贈った指輪

 

もう一つは印鑑である。

母の使っていた印鑑

母の父親(つまりダボの祖父)は、母が女学生時代に早死し、母が家督相続を女学生の時にしたので、非常に印鑑に関しては、命を預けるくらいの気持ちで慎重に扱っていた。
若い時の相続だったので、印鑑の重さを鍛えられたのだと思う。

令和の時代、押印の廃止の流れになっている。

もし令和の時代を過ごしたなら「電子署名の時代」と表現しただろう。

※ この電子署名の流れに、全日本印章業協会が反対したそうだ。あたり前である。しかし、この流れが止められるか?

 

 

        記 ダボ・イトウ

 

 

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