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明治政府(VOL.3 - NO.233)

閉店してしまった料理店「たべものや」さん

今日は2月27日(土)です。

朝もたいぶ陽の出る時間が早くなって来ました。

来週月曜日は月末で、給料支払日です。

今朝(太陽暦2月27日)6:10の会社の風景

話はここから始まります。

冒頭の写真は酒を止める前、毎日通っていた近所の料理店「たべものや」さんです。

残念な事ですが、3年程前、大将は店を閉め、遠洋漁業の「カツオ船」に乗る仕事に替えた。

永年通ってお世話になったので、閉店の際、航海安全を祈り、ダボ・イトウ大明神のスペシャル御守りを作って、あげた。

毎日の如く通っていると、所持金の少ない時もある。

僕は飲み食いにはお金を惜しまないタイプなので、(父親はいつも「均、飲み食いはもったいないぞ、良い物を買え」と行っていたが。。。)大将は、『勘定は明日で良いよ』と言って、マグロの良い所とか、鮑などを勧める。

僕は現金主義なので、お金を持っている時は注文するが、『付け(借り)』にしては食べない。

何故かと言うと、後で払う時が大変だからである。

そんな性格なので、クレジットカードは今まで持った事も無いし、使った事も無い。

(ETCは奥さんのカード払いで、毎月現金を奥さんに支払う)

 

今月のカレンダーを見て欲しい。

我が社の給料の締日は25日で、現金月末払いが約束である。

従って、26日に計算をして、月末までに現金を用意するが、今月は月曜日が月末、計算が金曜日で、出金も金曜日にしなければ間に合わない。

大変忙しい一日でした。

「何故こんなカレンダーなんだ!!」と怒って、ふと思った。

太陽暦なので悪いのだ。

太陰暦ならこんな事はなかった。

日本では、6世紀中頃から太陰太陽暦(旧暦)を使っていたが、明治5年に太陽暦に改暦してしまった。

この理由は、皆さん、知っていますか?

明治6年は閏6月があって、財政困窮の新政府は13ヶ月分の役人の給料を支払わなくてはならない。

そしてその支払能力が無いので、太陽暦に改暦して、その時の12月は2日しかない事になったので、12月分も支払わない。

つまり10ヶ月分の俸給で済ます事が出来る為と言われている。(2ヶ月の節約)

明治政府の『付け』が今、僕に廻って来て、非常にタイトな2月でした。

やはり『付け』は後から処理に困るから、なるべく皆さん、現金払いが良いですよ。

旧暦の時代の支払は、盆暮れの2回であったと聞いていて、この処の景気である。

旧暦で2回払いにしてもらえないかなぁ〜。

(「何を言ってんだ!お前の会社は手形払いで旧暦支払いではないか!」とお叱りの声が聞こえた。)

 

 

         記 ダボ・イトウ

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