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抗命 VOL.9 – NO.611

佐藤幸徳 第31師団長

 

♪♪「打った球の行き先で 貴方のゴルフの腕が解るのよ~ 解るのよ~♪♪ 誰か良い人に習わないの~ 習わないの~ ああ20年余の趣味なのは~ 貴方の下手が解るのよ~」

これは昭和49年に、中条きよしさんが歌った「嘘」(フェイク)の替歌である。「僕は着物が好きだよ」と熱い口づけをしても解る時には解るらしい。
これを直感と言うのだろう。

中条きよし さん「嘘」

 


 

話は替わって、昭和19年、敗戦濃くなった(後から解ったが)ビルマ・インパール作戦が発令されて、河辺正三大将 ビルマ方面軍の隷下 第15軍 牟田口廉也中将の作戦が開始された。この頃、太平洋上での戦いは全く退却.退却で勝ち目は無かったが、中国.南方方面では、まだ負けていると言う雰囲気は無かった様だ。

今のウクライナ状況は、今後どの様に変ってゆくか解らないが、時が過ぎたとき歴史は作られる。

前述のインパール作戦では皇軍と言われた(天皇陛下の軍隊)組織に問題が発生した。それは一本の命令系統で繋がっている組織が切れてしまったのである。

インパール作戦はガタルカナル島と同じく兵站が途切れ、そして自然(ジャングル,降雨)に人間は超越できると思ったが、自然に負けた戦いであった。

ガダルカナルの戦い(餓島)

 

インパールの戦い(白骨街道)

 

この作戦の目的は援蒋ルートを断つ事で、中国大陸での優位性の確立を目指して、停戦への足掛かりを目論んだ理由であるが失敗に終わった。

この時、将兵の損傷と兵站の不備のため、第31師団長 佐藤幸徳中将は死守の命に反して単独退却を行った。これは指揮系統を逸脱する大問題である。師団長は勅任官であり、任命責任が発生したりするので、軍法会議が当然の事であるが、佐藤師団長を病気と診断して、この問題を片づけた。(抗命 高木俊朗 著)命令に背く!!

 


 

ロシア駐日大使

9日のTVの報道特集で、ロシア駐日大使 ミハイル・ガルージン氏のインタビューが放送されていた。
ウクライナで起きている『市民の殺害はロシア軍撤退後、行われていたウクライナ軍の行為であり、ロシア軍は一般市民に対しての殺害・レイプは無い!!フェイクニュース(嘘)だ』と答えていた。

この番組をみていたダボは、
・中条きよしさんの歌(

・佐藤師団長の抗命(個人としての信条
このことが頭に浮かんだ。

 

 

 

記 ダボ・イトウ

 

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