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関税 Vol.12-772

今月の始め(4月3日)、アメリカのトランプ大統領が、アメリカの関税を引き上げた。

詳しい数字は解らないが、アメリカの貿易赤字は、昨年度試算で、1兆2000億ドルになるので、トランプ大統領は、アメリカの国民の生活保護の為に、この措置を行ったと言う理由だ。

日本経済は貿易型と言われているので、先行き不安な為、それまでの株価は40,000円以上を目指していたが、大幅な株安となった(4月7日日経平均2,500円Down)。

※4月11日(日経平均33,000円程)

※4月21日(午前中34,300円程)

経済学的論理は解らんが、(これでもダボは経済学士である。)

アメリカ国民は、インフレーションに悩まされるかもしれないし、日本は又、一層のコストダウンを行わなければならないだろう。

経済は沈滞し、折角の物価安定、賃金アップの傾向が、止まってしまうかもしれない。


国内で、米の供給が滞っていて、一年前の価格の倍近くになり、政府は備蓄米の放出に踏み切った。

アメリカ側は、非関税障害を併せると、日本の米(コメ)は、「700%の関税が掛かっていて不公平だ!!」との見方である。

日本の米農家の実態収入は、時給10円とも言われている。

国内事情を考慮せねば、米の価格が1/8程度に落ちるかもしれないが、食料自給率など考えると、一概に関税撤廃とはゆかない。(農家保護で補助金、と言う手も有るが。。。)

アメリカに工場を移転すると、国内の空洞化が進む。

(労働人口が減少なので、適正な雇用につながるかもしれない)

先日のブログ「反動(https://www.daiichi-printing.com/blog/04/14070/)」ではないが、必ず、作用すれば反作用が生まれる。

しかし、反作用を少なくし、新たな行動を起こす事は、時の流れの宿命だろう。

結果はどうなるかは、「神のみぞ知る」。

経済博士でも予想は出来ても予言は出来ない。

我々は、ニクソンショックもプラザ合意も、乗り越えて来た。

自信を持とう!!


追記:

あちらを勃てれば、こちらが勃たず!

 

 

 

        記 ダボ・イトウ

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