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土佐日記Ⅱ Vol.10-664

今年のゴールデンウィークの前半、高知に行って来たと前々回のブログで書いた。

「土佐日記」( https://www.daiichi-printing.com/blog/05/11718/ )

この時の話の中心は、時間の長さは昔の人と現代人とは同じであるが、時間の使い方(有効性)が今の人は「下手だ!」と言う様な内容でした。

京まで55日間

僕は「ダボ・イトウ」と言うネームでこのブログを書いている。

「何故ダボですか?」と、ゴルフをプレーしない人によく聞かれる。

ゴルフは既定打数は「パー」、それより1打多いのが「ボギー」、2打多い時は「ダブルボギー」と言う。

僕はいつも規定数より2打多いので「ダボ・イトウ」と記している。

このゴルフが上手にならない。

理由は3つ。

(1)急勝な性格なので、慎重さが無く、プレーが雑である。

(2)来月13日で、脳梗塞18年目に入るが、その影響で左足が痺れてバランスが悪く、体の軸が動いてしまい、正確にクラブが球に当たらない。

(3)脳梗塞になったので、渓流釣りも、酒も止めて、休日の楽しみはゴルフだけなので、毎週プレーをする。その為、上手に出来ないと「この次頑張ればいいや」と時間を大切にしない。(現代人の悪い処)

ゴルフは言い訳のスポーツではない。

慎重と緻密さが肝要だ!

雑であってはならない。


今、NHKの朝の連続小説「らんまん」の主人公、牧野富太郎氏の名を冠した植物園が高知市にある。

牧野氏は著名な植物学者であり、生涯で50万点もの記録を集め、標本の採集も40万展にも及ぶと知った。

左:緻密な律人、右:雑な凡人

広大な植物園の中には、数多くの植物が育まれていて、各々に名前が記してあった。

ダボの雑な観察力では植物の区別は付かないが、牧野氏の言葉の中に『人に人相が有るように、花にも花相がある』

昭和天皇が言ったと思っていた『雑草という草はない』とは、牧野富太郎さんが言った事を知った。

展示室には本人晩年の書斎の復元が作ってあり、人物と部屋中に採集した資料が沢山積み上がって、臨場感がある復元で面白かった。

復元された書斎

又、牧野氏の信条を記した銘板も有った。

矢張、偉人の残した蘊蓄は心に響いた。

「忍耐」

今の人は「時間」と共に、この「忍耐」を考え直す事も重要だろう。

ウクライナでは今も、この時間、人は砲撃の中を耐えて戦っている。

ブログ「シャワーレット」( https://www.daiichi-printing.com/blog/12/11300/ )

を書いたのは、昨年の12月です。

あれから早半年。

「時間」と「忍耐」を今後の残り少ない生きる指針として、心に残った「土佐日記Ⅱ」です。

 

       記 ダボ・イトウ

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