HOME > 2度目  Vol.10-665

2度目  Vol.10-665

もう50年以上前に読んだ週刊誌の漫画を鮮明に覚えている。

はらたいら氏の「タンマ君」と思ったが、内容はこうだ!

「タンマ君」

クイズ番組で有名だった、はらたいら氏

アポロ11号が月面に人類初の到着をした。(1969.7.20)

初めての偉業で、世界中の人がこのニュースに大騒ぎをした。

人類が初めて月面に残した足跡

「タンマ君」は、職場での話なので、この月面着陸の話が翌日の話題で、皆の会話の中心で賑やかな雰囲気が溢れている。

その後のコマは、一人の女性が

「私、昨晩、彼と⚫︎⚫︎⚫︎したわ!」

と話すと、又、職場の皆が盛り上がった。

その彼女が、又「昨日も私、彼と⚫︎⚫︎⚫︎したわ!」と言っても、2回目では誰も話題にしない、と言う様な内容だった。


先週の土曜日、興津川での鮎釣りが解禁となった。(5月20日)

ダボ23才(大見川)50年前なので、竿は竹

鮎釣師にとっては待ちに待った解禁です。

昨年の禁漁から釣師は仕掛けの準備や、新作釣竿のカタログを見たり、解禁日の入渓場所の選定などで、夢を膨らませて解禁を待ちわびる。

禁漁(禁欲ではない)は、別れた彼女との再会みたいな待ちの時間であるから、あのスイカの様な匂いのする鮎、一匹目は必ず鼻を近づける。

そして恋人に又会った、感激に浸る。

鮎は美しい。(人ではない)

この感動は禁欲(禁漁ではない)した人でないと解らないだろう。(昭和の風俗王Y森さん、解りますか〜?)

僕は40年前に鮎釣りを止めて、イワナ、アマゴ釣りに転向してしまったが、その昔は鮎の解禁は6月1日(安倍漁場)と決まっていた。(愛知県では1週間早かったが・・・)

入川のしおり

何でも時代は早くなっている。

商戦もそうであるが、夏が来る前にバーゲンが始まるし、クリスマスが終われば寒さはこれからだが、冬物バーゲンセールが始まる。

感激が少ない。

タンマ君の話ではないが、一度目の感激は生涯残るのである。

(ダボのブログでは本来、ここから次の話題に入るが、今回は鮎(人間)が読むだろうから記さない。)

昔、某人が言った「2番では駄目なんですか?」

一番(1回目)でなくては駄目なことは、タンマ君のマンガでも解る。

安倍川漁協組合員は他で遊ぶな!

禁欲して待て!!

藁科川の囮屋を大事にしろ!

39年前の9月1日の、最大の鮎を釣った事は昨日の事の様に覚えている。

それまで釣って来た数多くの鮎と全く違い、型といい、引きといい、竿が折れる寸前の釣果でした。

二度と会う事のない、史上最高の釣果であった。

 

 

      記 ダボ・イトウ

コメントは停止中です。