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孤高  VOL.6 – NO.456

6月1日解禁

あと一週間も経つと一般河川の鮎の解禁である。(興津川・狩野川は5/20)

鮎は石に着いたコケを食べて大きくなる。従って大きな石でコケが豊富に育成している場所を力のある鮎が専有する。謂る縄張りである。この縄張りに他の鮎が入り込もうとすると喧嘩になり争う。この習性を利用した釣法が「友釣り」である。囚鮎に仕掛けを持たせ縄張りの鮎が襲ってきた時にこの仕掛けに掛ってしまう仕組みだ。

大見川でのダボの釣り(24才)

 

水の町郡上八幡

郡上八幡 吉田川での川を見る父親

 仕掛けに親父は3本錨を使っていたが僕は「チラシ」を好んでいた。

 

鰯や鯖などは群れを組んで天敵から身を守るが、鮎は一匹で縄張りを確保して生きてゆく。「孤高」である。

ダボ・イトウの出勤はAM4:30~4:50頃である。
数年前に、このブログで「定点・定時 (Ⅰ) (Ⅱ)」ということを書いたこと事がある。
(「定点・定時(Ⅰ) No.320」 http://www.daiichi-printing.com/blog/06/4159/
(「定点・定時(Ⅱ) No.375」 http://www.daiichi-printing.com/blog/04/4856/) 
この時の話は少し時間や場所をずらしてみると「違うものがみえる」と言う様な内容であった。AM5:00に定時として会社前の病院の売店に「山崎パン」の配達車が来る。

 

AM5:00ダボの会社

 近頃は朝も日の出が早くなって明るい。これが冬場の12月頃だとAM5:00は真っ暗である。定時の配達として必ずこの納品車が来る。
この「山崎パン」は日本の製パン業界の4割を占めると言われるガリバー企業である。(創家の山崎氏の自宅には教会が有るクリスチャンとして有名である)
全国各地に工場が有り、その地域の特徴を出した「ランチパック」は有名である。

 

その種類100以上と言われている「ランチパック」

この山崎パンは共同配達に頼らない事でも有名だ。自車便で全てを届けていると言う話を聞いたことがある。
「孤高」の企業であると思う。群れを作らないで独自のスタイルを貫く、「鮎」と同じである。

二人の娘に常に言っている。「孤高に生きよ」「群れるな!!」
娘曰く「テコでも動かん」と返事がきた。納得したり、心配したり思いはいろいろである。周りを囲まれると逃げられん。囚鮎の仕掛けに掛かると釣られてしまうぞ!!

令和の時代は平成の延長で生き残れるか?孤高に生きるか?群れて生きるか?選択が迫られている時代だ!

 

 

            記 ダボ・イトウ

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