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「皆で渡れ!」VOL.3 - NO.256

東京都庁

7月に入った。

早いもので1年の半分が過ぎたと言う事になる。

今週末は給料日だった。

会社は25日締めの払いだ。

現金支給をしている。

 

銀行振込みの方が簡単だが、一ヶ月一生懸命に仕事をして戴いた社員の皆様に感謝の気持ちを数字でなく、現金で表したい為だ。

しかし、この現金を封筒に入れる時、本当に紙幣が少なく申し訳ない気持ちで一杯である。

もっと良い給料にしてあげたいが、利益が出ない。

いや、赤字が国の財政の様にふくれ上がってゆく。

悲しい事だが、業績が上向かないので、封筒の中味が少ない。

舛添前東京知事

前月の21日に東京知事舛添氏が辞任した。

週刊文春から火の付いた経費の使い道が不適切であったと言う事で、「庶民感情から納得出来ない」と日本中から非難の嵐が起った。

「ホテルに泊まったのは政務か?」

「湯河原へ公用車で行ったのは私的利用ではないか?」

とか、色々と出て来て、辞任に追い込まれた。

 

 

今年の3月、このブログで「間(はざま)」(http://www.daiichi-printing.com/blog/03/3094/)、

4月に「規制」(http://www.daiichi-printing.com/blog/04/3195/)と言う文章を書いた。

法律や規制の区分けは、明確に区分けしている様でその間(はざま)を、いかに埋めて行くのが人間の社会の知恵であるし、又、恣意的に使用される処に問題が有ると言う様な事を書いた。

辞任を決めた後は、舛添氏も会見を開かなかったし、議会もそれ以上の追求もしなかった。

都議会議員のリオの旅費と言う新聞記事が、舛添氏辞任の後、載っていた。

TVニュースでも同じ様な話をしていたが、舛添さんの時よりは論調は軽かった。

確かに経費の私的使用は恥ずかしいばかりであるが、追求していた議会の人々はリオ視察費用について何と言うのだろう?

飛行機はビジネスクラスだそうだ。

一度僕も乗ってみたい。

一泊ホテルは10万以上するそうだ。

一泊5500円の処なら泊った事がある。

「他人に厳しく、自己に甘い」

まるで、僕の様だ!

 

前述のブログの様に、決め事をはっきりさせて間(はざま)の無い無機質の処理をするか?

恣意的に運用を勝手に利用するか?

立場によって全く変るんだなぁ。

皆で渡れば・・・

 

魯迅が言ったと。

「落ちた犬は打て」

(ビジネスの社会なら兎にも角にも一般社会生活の中でこの様な気持ちは持ちたくない。)

 

 

         記 ダボ・イトウ

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