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肺気腫 VOL.5 – NO.394

暑い日が続いている。

近頃のゴルフのラウンドでは1ℓの魔法瓶(古い表現)では冷たい水茶を入れておいてもハーフで無くなってしまう。

僕はこの暑い炎天下でのゴルフが好きだ。

キャディーさんの9割の人は真冬の時の方が「好き」と答える。

寒い時は着込めばなんとかなるが、夏はなんともならんと言う。

(では水着でやったら?と言いたいけど、セクハラになるので言わない)

もう13年程前になるが(脳梗塞発症以前)早朝ランニングが日課だった。

駿府公園(内堀)の周りを3〜4周廻る。

最高に暑くなるこの時期、仕事のない時、午後2時〜3時になると急に走りたくなる。

それはこの最高の気温の時程、短時間で負荷がかかる運動ができるので好きだ。

何しろ、急勝(せっかち)な性格である。

ゴルフをしていても、同伴者がゆっくりだと自分のペースに合わない。

構えたら即打ってしまう。

(師匠のI田プロに言わせると「雑だ!」と言う事になる。)

炎天下のゴルフ

スタートは全力

マラソンをしていても同じだ。

ペース配分を考えない。

(少しは考えるが走り出すと性格が出る。)

スタートラインには何時でも前一列に並び合図と共に一番に出る。

(時にはフライングもある)

これがフライングだ!

伊藤勲
(平成11年2月19日没)

何しろ急勝である。

待てないのである。

仕事を皆に依頼して、「一寸待ってください」と言われると、即自分で片付けてしまう。

僕の父親は平成11年2月19日80才で亡くなった。

肺気腫を患い、晩年は酸素ボンベを使う苦しい生活であった。

この父親も急勝だった。

何でも早く処理してしまう性格で、朝は早く、仕事も任せることが嫌いで、自分で早く処理をしてしまう性格だった。

一緒に居る時は、「ゆっくりやったら?」とか、僕が言っていたけど、今では僕が子供に同じ事を言われる。

釣りは急勝な性格の人が楽しむ趣味と言われる。

父親も僕も釣りは好きだ。

性格は遺伝する。

父親が亡くなった時、静岡市立病院のH医師が「肺気腫は遺伝する」と言われた。

「病気は遺伝しないが性格が遺伝する。急勝な性格の人はなりやすい」とも言われた。

僕もスウィングの時、ルーティーンを変え、慎重なゴルファーになろうと思う。

 

 

急勝な性格を直さないと、僕も肺気腫になってしまうかも。

苦しい晩年を知っている自分としては耐え難い。

若い頃は僕の性格は「速攻(好)のキンチャン」であった。

 

 

 

 

 

          記 ダボ・イトウ

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