HOME > 請負 Vol.10-685

請負 Vol.10-685

9月25日のニュースで、ヤマト運輸さんが契約社員35,000人を2023年度末までに整理するとの話が出ていた。

最低賃金が上がり、社会保障の充実と共に、経費が増大するので、今まで当たり前であった配送サービスも変化してゆくのだろう。

不在での再配達は最たるものだ。

ネコポスは日本郵便に委託になる様な話が載っていた。

ウーバーと言うと、コロナ禍で宅配サービスの需要が増えて、近頃はUber Eatsの配達ショルダーを背負って自転車に乗っている若者を知っている人は多いが、ウーバーが日本に最初に上陸した時は、ウーバータクシーであった。(日本では法律上の規制有り)

AMAZONだって、最初、日本上陸の時は、電子書籍「キンドル」を持っての日本展開であったが、今では、アマゾン→キンドルと連想する人は皆無であり、通販業者としてのスタイルしか知らない。



世の中の変化は、現時点で見通せる人は学者でも居ない。

占い師の予言みたいなもので、「当たるも八卦 当たらぬも八卦」である。

(※注)以前書いたブログ「御成橋(https://www.daiichi-printing.com/blog/04/11624/)」で書いた占い師の予言の最後の一つは正に当たりとなりつつあり、「新宿の母」は存在したのである。

 

前述のヤマト運輸さんの契約社員さんの解除は、いかなる方向を作っていくのだろうか?

やはり、新自由主義(?)と言われている労働の自由化で派遣を増やした。

小泉改革

派遣会社 パソナ会長

Uber eatsの配達員さんも、単なる個人事業主としての地位であったと思っていたが、ユニオン結成とかのニュースもある。



これから、成長率の少ない日本では、雇用と言うより請負契約者が増えるのではないかと思う。

「ケガと弁当は個人持ち」と言われる一人親方の世界である。

労働環境の良さを追求するあまり、この様な方向に流れてゆくのは、本末転倒である。

昭和30年代の写真である。

経済活動を発展させて、豊かな社会を追求していく道が「弱肉強食」への回帰では寂しい。

※追記 アマゾン配達員の労災認定がされたと10月5日の記事が有った。

 

     記 ダボ・イトウ 

 

コメントは停止中です。