HOME > 落石 VOL.7 – NO.534

落石 VOL.7 – NO.534

前々回のブログは「仕込み VOL.7 – NO.532」(http://www.daiichi-printing.com/blog/09/8398/)渓流釣りは9月いっぱいで禁漁になり、しばらく明年の解禁まで待たねばならない、というブログ内容であった。

この禁漁は産卵期に入る前で資源の保護と言うことになる。この産卵前、アマゴ・イワナは栄養をつける為、「荒食い」する。釣果が出るのはこの時である。ダボのアマゴの最大は42cmですが、この魚は平成元年8月12日に大井川本流の荒瀬で釣った。
次は39cmだが、この魚は禁漁前の平成元年10月10日に井川 木賊の大渕に流れ込む手前のポイントで釣り上げた。

ダボのレコード 42cm

剥製

 

禁漁前に釣りあげた38cm

 

 

先月の4連休が終わった後の新聞記事で、悲しい事故のニュースが載っていた。遠州天竜で釣り師が亡くなった。僕も20歳代の頃は戸中川とか白倉川とか出掛けていた。
家族が戻らないと通報して釣り仲間が探してくれたそうだ…80cm余りの大きさの岩が、下半身に乗っていた。それなので落石に合ってしまったかもしれない。

 

落石というと、このブログでも「定点・定時 VOL.4 – NO.320」(http://www.daiichi-printing.com/blog/06/4159/)で書いた事がある。落石は本当に危険である。僕も落石には、大井川本流と赤石沢合流地点で痛い思い出がある。

(畑薙湖で育った大アマゴは、本流に7割・赤石沢に3割、登った)

 

下流部の中ノ宿辺りから入渓して、この赤石渡までが一日の釣行場所である。そしてこの赤石沢と本流の合流地点(赤石渡)で納竿して、30Mほど登って林道に戻る。その崖を登った時、上から消しゴム大の石が落ちて来て、左手に当たった事がある。「消しゴム大」であったが、指に当たった。この大きさでも指がグローブ大に腫れ上がって全く左手が利かなくなってしまった。帰りの運転は、右手でなかったので何とか帰り着いたが、本当に落石は恐い。記事では80cm大の岩と書いてあったので、何百キロもあっただろう。渓流は一人で渓に入る事が多い!そして魚に連られて奥へ奥へと入っていく。釣り師の性(サガ)である。ダボの近頃の釣りは年に1~2度で下流部の本流が多くなってしまった。もうあの赤石渡の崖を釣行が終わった後、登る体力は悲しいけど無いであろう。

赤石渡 上流の本流での尺アマゴ(ダボ36歳)

 

 

         記 ダボ・イトウ

 

 

コメントは停止中です。