HOME > 豆大福 VOL.8 – NO.590

豆大福 VOL.8 – NO.590

豆大福

会社の近くに「和菓子」と「おむすび」の店『玉川屋』が有る。ここの鶏めしの「おむすび」は絶品である。鶏肉は全く入っていないが(人参はほんの少し入ってます)、鶏スープで炊いた「おむすび」は何処へ手土産として持って行っても喜ばれる。驚くほど、休日などは行列ができる。美味い上に安い。

いろは町の名店

朝一番に行くとこの鶏めしおむすびの「おこげ」が数パック出ている。これなんかは争奪戦である。おむずびの他、和菓子も作っている。僕はおむすびを買いに行くと必ず「豆大福」を一緒に買って来る。この豆大福が美味い。酒を飲んでいた時は考えられなかったが、酒を止めた途端、甘いもの好きとなった。

玉川屋の鶏めしおこげ

甘い和菓子は、玉川屋には、いろいろある。夏は「くず桜」「わらび餅」「水羊羹」、この時期は「豆大福」「みつ団子」「ちいちい餅」などが並ぶ。

豆大福が好きなのには理由が有る。

僕の父親(勲さん)が豆大福が大好きだった。『均、俺が子供の頃、祖母が作ってくれた豆大福が唯一の嬉しいお菓子」と度々、僕に生前 話してくれていたので、甘味好きになった今、豆大福をよく食べる。

近頃はお菓子の流行サイクルも早く、色々な商品が出廻っているが、大正7年11月15日生まれの父の子供の頃は豆大福が唯一の甘味だった。

 

今日はその父の誕生日である。

「スアマ」も父の大好物であった。

11月15日は「七五三」の催事日です。

両親共健在の頃、伊藤家には決め事が有った。それは分配率であった。
父が「」(45%)、母が「」(35%)、僕が「」(20%)という割合で決めていた。

 

        記 ダボ・イトウ

 

 

コメントは停止中です。