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土管(わからん)

全国津々浦々に張り巡らされた携帯電話用の接続ポイント。

日本中、何処に(一部は除外)居ても、ポケットから電話を取り出して、通話が出来る。

NTTやsoftbank、AUなど設備は莫大なインフラである。

でも、近頃はこの設備が土管(どかん)と揶揄されて、単なる地中で誰も感謝せず出て来る水が価値が有り、土管が無ければ水は出て来ないのに一考だしない。

これと同じ事の様に、IP電話とかラインとか、アプリケーションが重要視され、無線局の事など誰も考えない。

(近頃はパケ放題の改定が行われ、通信料が安くなっている)

 

古い人間なので、巨大な設備を持つ会社が立派で、ディスクのみの会社の方が弱いと考えるが、長大重厚から短小軽薄の時代の様だ。

『わからん!』

 

もっとわからん事を先頃、知った。

「目利き屋」と言う仕事が有るそうだ。

インターネット上には、一億アイテム以上の販売される品が流れていて、消費者が選ぶに困って、他人(目利き屋)に選んでもらうと言う話を聞いて、

全く「わからん!」。

 

買い物をすると言う事は、楽しみで、他人に選んで貰って商品を購入するなんて、そんな時代だとは知らんかった。

 

「貴方の読みたい本を選びます」

とか言うサービスは、依頼者が多すぎて、一時中止だそうだ。

「わからん」

本なんて、他人が選んだ本でなく、「自分が読みたい本を買うのだ」と言う僕の思考が、今の世に通じない様だ。

 

「印刷業界を取り巻く環境は厳しい」と、業界人は口を揃えるが、僕らの思考だけである。

本当は、世の中が見えないだけであろう。

 

本当に「わからん」事。

それは、人の持つ「洞」。

これだけは誰にも「わからん」。

少し以前、「スリムドカン」と言う言葉が流行ったが、あの高額納税者の今は

「わからん」。

 

私立小学校連盟が、新設学校に対して、転入受入れを要請した事が独禁法を抵触すると言う。

なかなか難しいが、これも土管(ドカン・わからん)。

 

 

         記 ダボ・イトウ

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