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斜に見る VOL.5 – NO.392

T大先生

今月の初め、2年前、このブログで書いた大先生Ⅰ(http://www.daiichi-printing.com/blog/09/3499/)大先生Ⅱ(http://www.daiichi-printing.com/blog/09/3507/)の息子さんから、依頼していたT先生が生前、執念で作り上げて葬儀の時に流したDVDの複製が届いた。

葬儀は幾度も出る事が多いが、昨年友人で、若くして亡くなった同級生S君と、一昨年のこのT大先生の葬儀は今でも心にはっきりと残っている。どちらの葬儀も、無宗教で執り行われ、生前の想い出を映像で流すと言う形式であった。

特にT先生は90才を過ぎてから、パソコンに向かい自分の一生を幼少の頃から、青春の夢見る詩人を目指した頃、復員後電器事業を拡大し、又過疎地のTV難視聴地域の解消という社会貢献、又静岡の地に住を移し、行政書士、社会保険労務士として過ごした時代を映像で残した。

全て自分で、歌を入れ、ナレーションを入れ、皆さんとの最後の別れの挨拶等を編集して、ラストシーンでは安倍川の土手を「泣くな小鳩」の曲に乗せ、遠くに小さくなるまで映し、最後に振り向いてトレードマークのハンティング帽を振る。

素晴らしい演出でした。

 

昨日、某スーパーに買い物に行った。

僕の仇名は「クレヨンキンちゃん」(http://www.daiichi-printing.com/blog/07/4183/

ですので、この買い物も人にプレゼント(くれる)品なので、1枚5円の有料レジ袋を買った。

この有料レジ袋についてT大先生と話し合った事があり、お互いに意見の一致を見た。

商品は、プレゼントなので、牛乳から牛肉、野菜、卵、果物、鮮魚と多岐に亘り、沢山買う。

この時、レジのお姉さん(独身女性は「お嬢さん」既婚女性は「姉さん」と呼ぶのは僕の口癖)が、「レジ袋は1枚で良いですか?」と聞いたので、

「たくさん買った客が、又、5円負担するのはおかしい」

と答えた。

では、紙袋をくれと言うと、「ギフト用です」と言われた。

T先生との話の時、やはり「レジ袋有料化はスーパーと市との協定で地球温暖化対策」と言われたので、

T先生は「市の有料ゴミ袋の販売計画の一端では?」と言った事を思い出した。

温暖化対策なら紙袋を客にくれても良いと思うが、紙袋の方がレジ袋より価格が高いとされて、紙袋はくれない。

この話にお互いに波長があって、『斜に見る』二人であったと、大先生を思い出した。

 

 

 

           記 ダボ・イトウ

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