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突然 VOL.3 – NO.271

今年の12月25日で、ヤマハリゾート「つま恋」が閉園する。

すごく想い出のある場所だ。

昭和49年5月に掛川に大規模レジャー施設として開園した。

この昭和49年と言う年は、僕が大学を卒業した年で、当時、今でも友人のO村君と、一寸覗きに行こうと、二人で出掛けた。

しかし、会員制で入る事が出来ない。

入口で少し待っていると、一台の車が一緒に入れてくれた。

会員でないので、何が何だか解らず、案内図もないので、山を登ったりすると、大きなホールが現れたり、テニスコートが何面も出て来たり、中央施設(SMC)の立派さにはド肝を抜かれた。

僕も22才の時で、これからはこの様な、スポーツを楽しむ青春を過ごそうと思って、その年の11月に会員となった。

時代は、「ポプコン」が音楽の登竜門と言われ、つま恋はその会場であった。

・小坂明子 「あなた」

・世良公則&ツイスト 「あんたのバラード」

・クリスタルキング 「大都会」

・あみん 「待つわ」

など、今では有名になった人を多く輩出した。

圧巻だったのは、昭和50年8月2日〜3日に掛けて行われた、当時6万人の人口であった掛川市の人口より多い65,000人を集めたと言われる「吉田拓郎とかぐや姫」のコンサートだ。

当時は条例で、青少年の夜間外出は禁止されていて、非常に問題が多いと言われ、世論の反対の中の開催であった。

(当時、掛川市には新幹線駅は無かった)

 

子供達が小さい頃は、よく連れて遊びに行った。

子供達とプールで遊ぶ。

母親もサイクルセンターで。
昭和62年

この頃、20年程は、子供達も大きくなり、テニスもしなくなったので、あまり行く機会は無くなった。

でも、40年前にこれからの日本のレジャーはこうなるだろうと、日本中も思っていたし、川上源一社長のコンセプトは成功するだろうと、誰もが疑う事の無かった時代であった。

 

でも、時代の変化は酷だ。

あれ程の施設も営業としてなりたたなくなる時代となった。

レジャーの多様化だ。

 

そう、「突然」閉園だ。

 

『掛川マラソン』の来年の会場であるので、閉園は困っている。

僕も20年前は走った事がある。

(スタートとゴールはつま恋園内)

第9回 掛川マラソン(つま恋)

「突然」に別れが来る。

このまま、全く、「つま恋」との別れなのか?

少し形を変えての付合いが始まるのか?

今日現在はわからない。

しかし、40年前の会員証がしっかりと残っていて、探すのに苦労はいらなかった。

やはり、重要な物は大切に保管しておかねばならない。

 

 

 

        記 ダボ・イトウ

2 thoughts on “突然 VOL.3 – NO.271

  1. 懐かしいな!懐かしいと言えば、今、以前ライオンズの会員の 長島さんのところです。今から会います。
  2. 懐かしき 掛川マラソン 社長と走る 増田明美と握手が想いで 時代の流れか? 形がなくなるほど 寂しきものはなし

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