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貯蓄 VOL.3 - NO.238

父 伊藤勲

1月決算の第一印刷は、63期を終え、64期に入っています。

この事は、決算ブログ「法人決算」(http://www.daiichi-printing.com/blog/02/3031/)で書いた。

その決算の申告期限が今月、3月末である。

私達印刷業界を取り巻く環境は、デジタルの時代で、紙媒体は減少状態で厳しく、(この表現を使う事が正しいか?否か?)業態変革が急務の事となっている。

能力の足りない社長なので、決算の数字は良いとは言えない。

最近なかなか収益に結びつく事業展開が出来ない。

僕は気の多い人間なので、腰が定まらず色々な挑戦をしているが。。。

 

 

先代社長(僕の父)は、無口であまり新しい事に取り組まない人でした。

経理が本来、父の得意とすることで、数字には強い人でした。

背付きの元帳で(ファイル式でなく書き損じが訂正出来ない)細かい字で綺麗に何十年にわたって、帳面をつけていた。

それなので、コンピューターで財務、販売管理を導入する時はあまり良い顔をしなかった。

この程度の息子(僕)に「俺と同じ仕事ができるんか!」と言う思いであっただろう。

反対はしなかった。

父は、以前にも書いた事が有るが、

「均、飲み食いはもったいないぞ。良い物を買え。」

と常に言っていた。

始末な人であった。

(ケチとは違う。亡くなった後、50,000円以上のタグが付いてまだ履いていないAquascutumのズボンが何本も出て来た。)

その父は、又、貯金の事を

「先ず最初に貯金をしてから、支出を考えろ」

と言う信条の人でした。

定積みのプレゼントの麺

今日、某信用金庫から定期積金のプレゼントの麺が届いた。

現在の低金利時代には喜ぶべき事なんだろう。

父の時代には最高6%〜7%の金利が付いた時もあり、郵便貯金を複利で廻すと10年で倍になると言われた事もあった。

現在では、100万円1年間預けても100円程度の利息だ。

(だから借り手のお前も倒れなく居られるんだ)と言う声が聞こえそうだ。

このプレゼントは、来年の3月に「九州めん処」と言う品が届いて3年間の定積みが満期になる。

今日はこのプレゼントの「名古屋麺」が届いて、父を思い出した。

父が植えた染井吉野桜

そんな父が植えた染井吉野の桜の蕾も大きくなった。

開花はあと少しだ。

来週の土曜日には、この父の植えた桜の樹の下で恒例の第一印刷の花見の会を開きます。

今年のテーマは閏年にかけて『麗う(うるう)年の桜の会』と名付けました。

兄貴(信さん)も参加する予定だ。

満開の桜をみて、兄弟で父を想い出そう。

そして美味しい物を飲み食いして、兄弟で言う!

「やっぱり飲み食いは楽しいなぁ〜」

 

 

          記 ダボ・イトウ

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