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春の訪れ VOL.4 – NO.299

さくらんぼの木

会社の玄関には、左(さくらんぼ)右(染井吉野)に桜の木が植えてある。

左側の桜の木は、植えた時は染井吉野と思っていたが、「さくらんぼ」が採れる果樹だった。

この桜は、染井吉野の開花より丁度1ヶ月早く咲く。

1月に啓翁桜の事をこのブログで書いた。(http://www.daiichi-printing.com/blog/01/3763/

1ヶ月前にこのさくらんぼの木が開花すると言う事は、来月の5〜8日頃、染井吉野が満開になるだろう。

(今年の会社の恒例の花見は、4月1日と決めております。)

春の訪れはもうそこまで来ている。

 

二十四節気の啓蟄は、今年は日曜日の5日でした。

啓蟄の期間は5日〜19日なので、人間も、会社の事業も活発に動き出すぞ!

縮込んで動かなかった今までとは違うぞ!

冷たく寒かった季節は終わったんだ。

人間関係も、暖かく行動できる、春の訪れだ。

「春風や希望抱きて河豚を食う」

何か解らん句だが、解る人には解る。

 

春になると、筍の季節となる。

又、その昔、釣りに行っていた頃は、フキ(沢ブキ)を沢山採って来て、ご飯と一緒に炊いていた。(最初にアク抜きしたフキをごま油と豆板醤で味付けして、それをご飯の上にのせて炊く)

筍ご飯や、フキご飯を作ると、副食はあまり必要でなく、漬物があればそれで朝食は充分だ。

筍ご飯の特注シール

盗人風 筍の掘り方を伝授

フキご飯の自作のしおり

 

先日、このブログで知り合った料理研究家のN島さんから「キムチが出来上がったので差し上げます」との連絡を戴いた。

N島さんの手作り刻みキムチで、『梨を入れると発酵が早い』との説明を戴いた。

下手味(げてみ)と言う言葉がある。

上手味と言うのは、裃をつけたり、タキシードを着て畏れながら食べる高価な味の事を言うのだろうか?

よく解らんが、N島さんの作ってくれたキムチは、普段着を着て、庶民的なキムチの持つ、辛さと良い発酵具合と良い、正しく、下手味(普段的、かしこまらない)を超えたキムチで感激した。

サンキュー。

 

10年前の花見のコンセプトは『下手味』

 

炊き込みご飯と言えば、前述の「筍ご飯」「フキご飯」と共に

「生姜ご飯」を作る事もよく行っていた。

『行っていた』と言う過去形にしたのは、最後に「生姜ご飯」を作ったのは平成17年6月13日です。

大生姜が初夏に店頭に並ぶ。

少し食欲の落ちて来たこの時期、さっぱり、少し辛みを感じる「生姜ご飯」は春先からの筍、フキから夏の到来を教えてくれる。

当時はまだ存命だった母親に食べさせてあげたいと思い、炊いてあげた。

何故、その後作っていないかと言うと、その当日、脳梗塞を発症したからだ。

その朝、痺れた足で、何回も炊飯器まで「ヨタヨタ」と歩いて釜の前に行き、お替りを何度かし、食べた。

朝、会社のOさんに寄ってもらったので、ご馳走したのも想い出だ。

当日、10:00から日赤に3週間の入院となった。

爾来、生姜ご飯も炊かないし、酒も飲んでいない!

 

 

 

           記 ダボ・イトウ

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