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ハタキ

静岡伊勢丹の前に、再開発が行われ、呉服町タワーと言う大きな店舗・駐車場・マンションが出来た。

マンションの戸数は200を越えると言う。

単独町内会として活動するのか?

呉服町町内会としては町費を徴集して、事業の拡大を計りたい。

しかしながら町費を戴くとなると議決権が発生し、恐らくマンションだけで議決権の90%以上を占めてしまうのではないか?

とは言え、別の町内会設立となると同じ地域住民で作る自治体の中に島(シマ)が出来てしまう様なものだ。

詳しくはわからないが、どの様になっているか?興味が有る。

 

時代の変化は想定していない事が連続で起こる。

 

水田だった所が宅地になり、人が住む。

繁華街で賑わっていた場所がシャッター街となり、人の往来が無くなる。

自国の領土と思っていた場所が、他国が領土権を主張する。

 

3000年〜6000年に一度の大地震も想定の中に入れると言う時代である。

「命は鴻毛より軽し」なんて70年前に言っていた。

 

天皇陛下は現人神であると信じて疑わなかった時代も、つい最近の事である。

 

新しく出来た呉服町タワーの一階に『TUTAYA』が入った。

『TUTAYA』と聞くとビデオレンタル店と思ったが、文房具と数万冊に及ぶ書籍、又、カフェまで併設されている。

コーヒーやジュースを飲みながら、無料で本が読める。

別に購入しなくても書棚に有る数万冊の本が読める。

僕が子供の頃、本屋さんの親父さんは「ハタキ」を使って、立ち読みの客(?)を追い出す事が、仕事だった。

「立ち読みを許せば本が売れない」

と常識的な考えであった。

綾小路きみまろ風に言えば、「あれから40年〜」

全く時代が変わった。

今では立ち読み客(?)歓迎である。

 

「狂った常識が新しい時代の常識だ」

 

昔、半可者と言われていた自分は今では常識人か?

相も変らず狂った人生か?

 

 

 

 

     記 ダボ・イトウ

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