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ネーミング

僕は二人の子供から「ジゾー」と呼ばれている。

「地蔵」と言う名だ。

 

先日のブログで、9年前に脳梗塞を発症したことを書いたが、その病気の後に名前を付けられた。

それ以前は「地鶏」であった。

毎日、毎日、家に居なくて飲みに行く。

出掛けない日はない。

「放し飼いの地鶏」

というわけだ。

 

「父さんは、その辺の部屋の中で飼われているブロイラーではないぞ!」

とか言って、毎日夜の街に繰り出す。

(一応、夜中には鶏舎に戻って来る)

こんな生活が、病気で一変した。

酒は止めたので、外に出て酒を飲んでいる人を見るのが辛い。

従って、何処へも出ない。

会合が有る時は出掛けるが、終わると途中下車もない。

車で出掛けて、すぐに帰って来てしまう。

動かないので、「地蔵(ジゾー)」と呼ばれている。

名誉なネーミングだ。

 

 

先日、二女が山形に仕事に行って帰って来た。

お土産に「タマこんニャく」(写真)を買って来てくれた。

このネーミングが面白かった。

猫のイラストを使っているので、「タマ」「ニャ」と掛詞にしてある。

 

印刷会社で仕事をしている僕たちは、常に、お客様の商品のネーミングを考える事は重要だ。

やはり少しでも消費者の興味を惹き付ける様な工夫はせねばならない。

弊社の商標も

「かみ缶」

「ムーブコンテンツ」

「葉々の日」

「アイシーパッケージ」

「軽紙(かるかみ)」

「エアーペーパー」

「五茶真是」(五茶是(これ)真(まこと)なり)

と7種ある。

 

 

今まで、感心した、又これによって購入する機会を作った名前がある。

その昔、もう30年程前であろうか?

マリリンモンローに、ギターならぬ、傘を持たせて合成画を作り、『帰らざる傘』と言う、営団地下鉄のポスター。

 

東京三越デパートの『ワーゲンのあるバーゲン』など、ネーミングが面白い。

名前によって購入した広島の宝積飲料の『ためして寒天』と言う寒天主体のドリンク。

寒河江の卯月製麺の『ツルツルうどん』。

とても舌触りが良い。

今までに一番感心しているのは、その昔、七間町の裏にあった風俗店『チューリップ』。

これは本当に感心した。

この話は、営業に出掛けた時、何時も営業トークとして使わさせて貰っている。

もし、内容を知りたい方は、第一印刷にTELして「ジゾー!営業に来い!」と言って下さい。

早速お邪魔して、お話させて戴きます。

 

常にネーミングを考えておく、この秘訣は、朝、頭がはっきりしなくて、ぼんやりしている時の訓練である。

日々、修業!

負けるな!

全力でぶつかれ!

 

朝稽古を積めば、回転は良くなる!

 

   記 ダボ・イトウ

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